【無料あり】注文フォーム作成ツールおすすめ10選!受注・発注にも便利!

「ショッピングサイトを作ったが、注文フォームが使いにくい」
「お客様にストレスがかからない注文フォームを作りたい」
「注文フォームが乱雑で、注文につながっていない気がする」


webサイトで商品を販売する際に、注文フォームを用いる方も多いでしょう。注文フォームの使い心地は、商品の売上や顧客満足度に大きく影響します。入力するのに負担がかかるフォームを設置していると、注文する途中で注文者が離脱してしまうことも考えられます。
せっかく注文フォームを作るなら、注文者にとってストレスが少なく、離脱されにくいフォームを作りたいですよね。

当ブログは、フォーム作成ツール20年の運用実績をもつ「ふぉーむまん」が運営し、使いやすいフォームを作りたい方のためになる情報を提供しています。

この記事では、注文フォーム作成ツールについて解説します。フォーム作成のプロが選んだ、おすすめの注文フォーム作成ツールを具体的に紹介していますので、使いやすいフォームを作りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

注文フォームとは

注文フォームは、Webサイトでの商品販売や飲食店のオンライン注文などで用いられるフォームを指します。注文フォームでは、注文者が商品を選択し、数量や注文者情報を入力、送信する流れを一貫しておこなうことが可能です。
特に、商品数が少ない場合や決済が不要な場合は、注文フォームを利用すると良いでしょう。

注文フォームの主なメリットとして、以下のようなことが挙げられます。

①比較的低コストで作成することができる
②ツールを使うことで作成が簡単
③使いやすいフォームができる

メリットがある一方、商品情報の手動入力や購入後のコミュニケーションが必要であったり、顧客管理が難しかったりというデメリットもあります。
本格的なオンラインショップを運営する場合は、注文フォームではなくショッピングカート機能を利用するのがおすすめです。

ゼロから構築する

HTMLやCSSなどのプログラミング言語を用いて、ゼロから自身で登録フォームを構築する手法です。この方法では、コーディングによってコンピューターに登録フォームのデザイン、スタイリング、入力形式などの指示を行い、完全に独自の登録フォームを作成できます。自由度が高く、デザインと機能の側面を重視しながらオリジナルなフォームを実現できるのが特長です。

ただし、理想通りの登録フォームを実現するには専門的なプログラミング知識が必要ですので、ユーザーがフォームを適切に利用できるまでに時間がかかるというデメリットがあります。

もし時間をかけたくない場合や急いで導入が必要な場合は、wordPressのプラグインを活用するかフォーム作成ツールの利用の検討をお勧めします。

WordPressのプラグインを活用する

「WordPress」というウェブサイト作成ツールのプラグインを活用して、手軽に登録フォームを生成する方法です。プラグインを使用するため、高度なプログラミング知識が不要で、比較的簡単に操作が可能です。

典型的なプラグインとして、プログラミングに精通していなくても使いやすい「Jetpack Contact Form」や、HTMLに関する知識が必要ですが、登録フォームのカスタマイズに優れた「Contact Form 7」などがあります。

プラグインは、自分でコーディングするよりも容易に登録フォームを作成できる利点がありますが、各プラグインごとに機能と設定が異なることに留意が必要です。したがって、使用する前に確実に調査することが大切です。さらに、重要なユーザー情報の漏洩を防ぐために、「ソフトウェアを最新のバージョンに保つ」「バージョン情報を非表示にする」といったセキュリティ対策も忘れずに行いましょう。

また、決済を伴う注文フォームを作りたい場合は、WordPressのプラグインを利用することはおすすめできません。

決済情報はサイバー攻撃の対象となりやすいためより強固なセキュリティ対策が必要となり、個人情報の漏洩防止のためにかなりのセキュリティコストがかかります。決済を伴う注文フォームを作成されたい場合は、カラーミーやshopfyやBASEなどのECサイトを利用されるか、後付けしたい場合は下記でご紹介するフォーム作成ツールのご利用をおすすめいたします。

フォーム作成ツールを使用する

プログラミングやコーディングに専門知識がない場合や、WordPressを使えない場合には、フォーム作成ツールを利用することがおすすめです。これらのツールは、登録フォームのテンプレートを提供していることが多く、複雑なコーディング不要で効率的に登録フォームを作成できます。また、アクセス解析や顧客管理、入力データのグラフ化など、多彩な機能が組み込まれています。

通常、フォーム作成ツールはセキュリティ対策が施されており、ウェブサイトに埋め込むことも可能ですが、多くはサブスクリプション形式を採用しています。そのため、継続的な費用が発生したり、解約すると利用が停止する可能性があります。ただし、初期費用が低く、継続的な費用も比較的軽減されるため、コストの負担は比較的少なく抑えられるでしょう。

完全無料で注文フォームを作る方法

無料で注文フォームを作る場合は、次の2つの方法が考えられます。

①WordPressのプラグインを使用する
②完全無料のフォーム作成ツールを利用する

どちらも無料という大きな利点がありますが、それぞれにデメリットも存在します。

WordPressのプラグインを使用する場合、セキュリティ面で不安な部分があります。特に決済機能を導入する際には注意が必要となるでしょう。
注文者のクレジットカード情報をはじめとする決済情報は、サイバー攻撃の標的となりやすいため、強固なセキュリティ対策が不可欠です。WordPressのプラグインでは、情報漏えいを防ぐための対策が不十分ですので、決済機能を使用したい場合は、ショッピングカートや有料の注文フォームを使用するようにしましょう。

また、Google・Microsoftといった、完全無料のフォーム作成ツールの場合は、テンプレートが少なく、自分の思うようなフォームが作成できないことが考えられます。さらに、会員データベースとの自動連携ができないため、複雑な顧客管理をおこなうことが難しいです。

決済機能を必要とせず、比較的単純な注文フォームを数個作成するだけなら、完全無料の注文フォームは良いでしょう。
しかし、決済機能を導入したい、たくさん注文フォームを作りたい、デザインにこだわりたいという方は、有料のフォーム作成ツールを検討することをおすすめします。
無料トライアルがあるツールも多いので、一度実際の使用感をチェックしてみると良いでしょう。

無料のWordPressプラグイン

WordPressでフォーム作成ができる代表的なプラグインには、「contactform7」、「Jetpack Contact Form」、「MW WP Form」などがあります。これらのプラグインは無料で使用できるため、ひとまずWordPressプラグインで注文フォームを導入してみたいという方にはおすすめです。

それぞれの特徴を以下の表にまとめましたので、参考にしてくださいね。

プラグイン名特徴
contactform7日本人が開発したため、日本語での情報が豊富で、プログラミング知識が少ない方でも使いやすいプラグイン。
Jetpack Contact Form初心者でも簡単に使えるお問い合わせフォーム用プラグイン。さまざまな機能を一括で取り入れられる。
MW WP Formシンプルなコード記述のみでお問い合わせフォームを作成できるプラグイン。

無料のフォーム作成ツール

無料でフォームを作成できるツールとして代表的なのが、「Googleフォーム」と「Microsoftフォーム」です。どちらも大手企業が提供している信頼性の高いツールで、初心者の方でも安心して使用可能です。自動返信機能やExcel・スプレッドシートとの連携など、基本業務に役立つ機能も備えており、中小企業や個人でも取り入れやすいツールとなっています。

操作性も高く、誰でも簡単にフォームが作れる一方で、カスタマイズ性の低さやフォームの作成数の上限といったデメリットもあります。

2つのツールの特徴を以下にまとめます。

ツール名特徴
Googleフォームシンプルで直感的に使用できるフォーム作成ツール。スプレッドシートと連携して、データを集計できる。
Microsoftフォームクイズとフォームの2種類のフォームを作成できる。背景に画像を表示したり、BGMをつけたりとカスタマイズ性も高め。

フォーム作成ツールの選び方

種類が多く、それぞれに独自の特徴があるフォーム作成ツール。
初めてフォーム作成ツールを使うときには、どれを選べばよいのか迷いますよね。
基本的には、自分がフォームに求める機能を明確にし、それに合うフォーム作成ツールを選ぶのが良いでしょう。

この章はフォーム作成ツールを選ぶときにポイントとなる、以下3つの機能を紹介します。

決済機能
セキュリティ対策
CRM(顧客管理機能)

決済機能

オンライン決済は、購入商品の支払いをインターネット上でおこなう機能です。
クレジットカード決済、PayPal決済、Stripe決済など、さまざまな種類があります。
これらの決済方法は便利で、一つの注文フォームで複数のオンライン決済を導入することも可能です。
決済機能を導入すると、注文者の手間やストレスを軽減し、キャンセルや注文フォームからの離脱を減少できます。

ただし、フォーム作成ツールごとに対応している決済方法が異なるため、フォームを選択する際に慎重になる必要があります。

例えば、PayPal決済は、注文者がクレジットカード情報を事業者に提供する必要がないため、高いセキュリティを誇っています。そのため、世界最大のオンライン決済サービスで、幅広い国々で支持を受けています。
また、Stripe決済の場合、手数料が3.6%から変動しないというメリットがあります。

どの決済手段を利用したいかを考え、各ツールの特徴を検討しながら、自身のニーズに合った選択をしましょう。

セキュリティ対策

注文フォームでは、注文者の氏名、住所、クレジットカード情報といった機密データを収集することが多いです。このような機密データを扱う際は、万全のセキュリティ対策が必要不可欠といえます。

セキュリティを重視したフォーム作成ツールを選ぶ際には、以下の3つの点に注意しましょう。

①SSL(Secure Sockets Layer)への対応がされているフォームツールか
SSLはインターネット上でデータを暗号化し、情報を安全に伝送する仕組みのことです。SSLに対応していないフォームの場合、個人情報が暗号化されず、外部に漏れやすくなってしまいます。

②Pマーク(プライバシーマーク)を取得している企業のツールか
Pマーク(プライバシーマーク)は個人情報の適切な取り扱いを証明するものです。
Pマークを取得している企業は信頼性が高く、安心してフォームを使うことができます。高める助けになります。

③ISMS(Information Security Management System)を取得している企業のツールか
ISMS認証は国際的なセキュリティ規格です。ISMSを取得している企業は、セキュリティ管理体制に信頼性が高い企業であり、そのツールを使用することで、お客様に安心して商品をご購入いただけます。

CRM(顧客管理機能)

CRM(Customer Relationship Management)は、さまざまな注文者情報(氏名、住所、カード情報など)を一元管理できるシステムです。

顧客情報の集約や自動分析ができるため、顧客のニーズをより正確に把握することが可能。CRMに蓄積された情報をもとに、顧客の属性別購入率や人気商品を特定し、戦略的なマーケティングアプローチを実行できるのが最大のメリットです。

注文フォームの中には、このCRM機能を備えているものもあります。システムが複雑でコストも比較的高いですが、導入することでより効率的なマーケティングが可能です。

おすすめの注文フォーム作成ツール5選

この章では、数多くの注文フォーム作成ツールの中から、おすすめのツールを5つ紹介します。
メリットや機能面などをまとめたので、注文フォーム作成ツールを比較・検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ツール名決済機能顧客管理機能セキュリティ対策
formzu(フォームズ)○(PayPal決済・クレジットカード決済)×SSL(TLS1.2)IPアドレスによるアクセス拒否設定IPアドレスによるアクセス許可設定(プロフェッショナルのみ)
FormMailer(フォームメイラー)○(PayPal決済)○(外部サイトと連携)SSL暗号化通信プライバシーマーク取得ロボットによる投稿制限WAF、IPS/IDS導入
formrun(フォームラン)○(PayPal決済)ISO 27001 (ISMS) 取得プライバシーマーク取得SSL/TLS採用データアクセスの管理/制限
Tayori×SSL暗号化Amazon Web Services(AWS)採用
SuguForm(スグフォーム)××SSL/TLS採用Amazon Web Services(AWS)採用

それぞれのフォーム作成ツールの特徴やメリットについて、詳しくみていきましょう。

formzu(フォームズ)

formzuは、手頃な価格で多彩な機能を提供するフォームツールです。

無料プランでも無制限のフォーム作成とPayPalによる決済機能を利用できるのが大きなメリット。他のプラットフォームでは有料で提供されている機能も無料で利用できるのが魅力です。

プライバシーマーク認証も取得済みで、セキュリティ面においても優れています。

無料版でも多くの機能を利用できますが、有料版ではEFO機能を備えており、データの収集とフォームの改善をスムーズにおこなうことが可能です。

プラン名フリーパーソナルビジネスプロフェッショナル
料金(年額・税込)0円6,900円13,200円31,000円
フォーム数なし~100フォーム~100フォーム~50フォーム
特徴個人向けで広告が表示される個人向けで500件まで投稿データを保存できる商用利用・法人向けで1000件まで投稿データを保存できる法人向けでオプションでフォーム数などを増やすことができる

FormMailer(フォームメイラー)

FormMailerは、個人から大企業まで多岐にわたるユーザーに愛用されているフォーム作成ツールです。有料プランも月額1,485円からという低価格でありながら、さまざまな機能を利用できます。PayPalによる決済機能やランディングページ作成機能など、コスト効率が良いツールと言えるでしょう。

セキュリティ対策もしっかりと施されており、SSL暗号化通信をはじめ、スパム投稿防止機能も搭載されています。

操作面においても、直感的なドラッグ&ドロップ操作で簡単にフォームを作成できます。注文制限や注文可能期間のカスタマイズも可能で、送料に関する柔軟な設定もできるのがメリットです。

プラン名FreeProBusiness
料金(月額・税込)0円1,485円1,980円~
フォーム数5個10個20~200個
特徴無料で使える個人用プランファイルアップロードや決済機能も使用可能銀行振り込みやペイパル決済にも対応

formrun(フォームラン)

formrun(フォームラン)は、30秒でフォーム作成を謳うフォームツールです。テンプレートが豊富で、デザインに詳しくない方でも魅力的な注文フォームを、手軽に作成できます。顧客情報はカンバン方式の画面で確認・管理できるので、顧客対応がスムーズです。

また、formrunでは商品購入機能が備わっています。PayPal決済によって、注文時のスムーズな事前決済が可能です。顧客の利便性向上はもちろん、事業者にとってもキャンセルの削減に貢献する注文フォームの作成ができます。

プラン名FREEBEGINNERSTARTERPROFESSIONAL
料金(月額・税抜)0円3,880円12,980円25,800円
フォーム数1個5個50個無制限
特徴1つだけフォームを作成したい個人の方向けプラン外部ツールとの連携や決済機能が利用可能フォームを多数必要とする企業向けプランセキュリティに優れ、データ出力なども可能な法人向けプラン

Tayori

Tayoriは、40,000アカウント以上の導入実績を持ち、多くの企業から支持されているフォームツールです。フォームからの問い合わせや注文を、チームのタスクに合わせてスムーズに振り分け、業務効率を向上させます。専門的なWeb知識がなくても簡単にフォームを作成でき、FAQページの作成も簡単にできるのがメリットのひとつ。

また、よく寄せられる問い合わせ情報は、簡単に「よくある質問」ページとしてまとめて共有できます。

デメリットとしては、Tayoriには決済機能がないことが挙げられます。決済機能を使用したい方には不向きですが、決済機能を使用しないシンプルな注文ツールを作りたい方にはおすすめのツールです。

プラン名フリープランスタータープランプロフェッショナルプランエンタープライズプラン
料金(月額・税抜)0円3,400円7,400円25,400円
フォーム数1個3個無制限無制限
特徴お試しで使用したい個人の方向けプラン少人数のチームで利用したい方向けのプラン10人程度の企業・部署向けのプラン担当カスタマーサクセスによるサポートが受けられる企業向けプラン

※なお、2023年11月1日より、スタータープランは3,800円/月、プロフェッショナルプランは9,400円/月に価格変更予定です。

SuguForm(スグフォーム)

SuguFormは、その名の通り、誰でも瞬時に注文フォームを作成できるツールです。住所を自動で補完する便利な機能や、入力時のエラーチェックをリアルタイムでおこなう機能が備わっているため、注文者に取ってストレスの少ないフォームを作成できます。

また、セキュリティ面では高い評価を受けるAWSを採用しており、データの安全性が確保されているのも良い点です。

無料プランの場合も、フォームの作成数や項目数に制限はなく、回答メールも1か月につき30回まで送信可能。気軽に試せるので、初めて注文フォームを作る方にもおすすめです。さらに、連続投稿の制限やスパム対策もしっかりと機能しており、使いやすいツールと言えるでしょう。

プラン名フリープレミアム
料金(月額・税込)0円2,000円→1,500円
フォーム数無制限無制限
特徴お試しで使用したい個人の方向けCSVや添付ファイルの一括DLも可能

まとめ

使いやすい注文フォームを作ることは、注文者だけでなく、商品やサービスを販売する側にとっても、非常に重要です。
現在、数多くの注文フォーム作成ツールが存在し、高度な機能を備えたものもたくさんあります。
機能を使いこなせれば問題ないのですが、使わない機能ばかりのツールを使用するのは、必要以上にコストや労力がかかるでしょう。

まずは、自分の作りたい注文フォームをイメージし、必要な機能を決めます。
そして、それに合うツールを選択して、無料プランを利用して使用感を確認するのがおすすめです。

ぜひ今回紹介した情報を参考に、理想の注文フォームを作成しましょう。

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